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ITエンジニアになる職業訓練


職業訓練にIT(プログラマやシステムエンジニア)があります。不況に強いと言われていますが、事実でしょうか?

答えは事実でした。「でした」と言う過去形です。現在、ITの職業訓練を受けている方、これから受けようとしている方には気の毒ですが、過去のような恒常的な人材不足な時代ではなくなってきました。


ITは20年前の不動産バブル崩壊、東南アジアの通貨危機、ITバブル崩壊を受けてもITエンジニアが就職できないことは殆どありませんでした。零細な自称ソフトハウス(実態は派遣会社)であれば、来る者拒まずな状況が続いていたのも事実です。

しかし、今回のリーマンショックではIT業界は実質崩壊したと言っても過言ではありません。案件数は半分以下になり、多くのエンジニアが路頭に迷いました。従来は案件は建設業のように元受会社から順次下位の会社に流れて行き、零細企業でも充分に経営可能でした。

ここで案件数が半分と言っても、IT業界にある会社全てが普遍的に仕事が無くなったわけでは無く、元受会社から溢れる案件が減ったので、零細企業には全く殆ど案件が流れなくなってしまいました。つまり、元受会社又はそれに近いところで案件を消化するようになってしまったのです。

それなりの大学を出て新卒で元受会社又はそれに近い会社に就職できれば良いですが、職業訓練を受けて就職できるのは零細な自称ソフトハウスだけです。そんな零細なソフトハウスには今でも雇用調整助成金で延命された10年や20年も経験を積んだエンジニアが大勢在籍しています。そこに職業訓練を受けた方が就職できると思いますか?

運が良ければ、今回の不況で殆どリストラしてしまったけど、多少案件が増えてきたので人を増やそうと思っている零細企業に就職できるかもしれません。だけど、結局不況になればリストラされるだけで、世間で言われている派遣労働者は雇用の調整弁と同じ運命になるだけです。このような会社の正社員を「名ばかり正社員」とか「なんちゃって正社員」と言います。


でも、今回の不況の乗り切れば、また以前のような人不足になるはず・・・と思われますが、さにあらず。

10年程前からジワジワと韓国を皮切りに、中国、インドに案件が発注されるようになっていました。最近のデフレと同じようにプログラム開発も中国やインドに発注されるのです。以前は日本のIT業界には日本語の壁があってある程度守られていました。しかし、日本語ブームで日本語を理解する外国人が増えてきました。

中国やインドには多くの人口が存在しています。人口が多いので日本より頭の良い人が多く存在しています。その方たちが、日本語を勉強して日本語の壁を突き崩したのです。その頭の良い人が、どのようなプログラムを作成するかを日本語で打ち合わせして、それを自分達の国のエンジニアにその国の言葉で説明してプログラムを作成するだけです。人件費は日本人と比較して3分の1程度、それでも彼らにとっては高給ですから喜んで引き受けます。

このような状況はアメリカではかなり前に既に起こっていました。MIT(マサチューセッツ工科大学)を卒業したITエンジニアの仕事がインドに奪われてしまいました。インドでは多くの人が英語を話しますので、日本語のような壁も無く直ぐに仕事を取られてしまいました。同じことが日本でも起こりつつあります。

実は中国やインドに続いて、ベトナムへも案件が流れ始めています。ベトナムは中国より更に安いですから。


インターネットの普及で作成されたプログラムはメールに添付するだけで世界のどこにいても送ることができます。電話だってスカイプを利用すれば無料で利用できます。国境も地政学的な要件も無視できます。


ITエンジニアと言っても、言葉は悪いですが所詮、職業訓練の対象になる程度の簡単な業務内容です。プログラム程度であれば、受刑者の刑務作業者にも簡単な教育を施して実施すると数年前のニュースでもありました。実際に実行されているかは分かりませんが、その程度の難易度なのです。オラクルなどのデータベース程度の知識でも知っていて当然と言う程度で何らアドバンテージにはなりません。


今後の日本で残れるようなIT案件は、例えば外国に発注できないような国防や国家機密に関するような案件とか、日本語で緻密に打ち合わせが必要になるような高度な数学を駆使するような案件とか、企業秘密に該当するので日本国内で厳格な秘守義務を履行できる日本人限定な案件とか、ごく一部だけは日本に残るでしょうけどね。だけど、このような案件は職業訓練を受けただけで就職できるような零細企業には流れてきませんので。

ネガティブな話ですが、こんな内容は決してハロワや職業訓練校では教えてくれませんよ。この記事を読んだ方、何かの足しになれば幸いです。

ここに書いた内容は、IT業界人にとっては常識です。業界人になる前にこの情報に触れられたあなたは不幸中の幸いだったと思います。

強いて言うならば、IT技術と合わせて大学数学程度は知っていないとダメだと思います。数学は全ての源泉です。数学なんて社会人になって使わないぞと言う方はそのような会社に在籍していただけです。高度なITであれば数学を駆使しますし、人間の消費行動や自然界の動きも数学である程度は説明できます。ただ、データを見ると何となく良さそうと声を大にしても誰も振り向いてはくれません。だけど世界万国の共通語である数学で説明できればみんなが振り向いてくれます。

もちろん、単に数学の教科書に載っている例題や問題が解けるだけではダメです。自然界の動きを数式として表現できるようになって初めて数学を理解したと言えますので。数学なんて実社会に必要無いと豪語する方がいる限り、あなたが数学を勉強することは意味が有ります。なぜならば希少性が高いからです。そして数学は英語などと違って学習する障壁が高いですから、一度マスターすれば大丈夫です。逆に会話できる程度の英語は出来て当然と言えるでしょう。

以前は読み書きソロバンが出来るだけで重宝されました。これからはもっと複雑なことはできないとダメな時代です。多くの方が嫌がる数学だけど、最も恩恵を受けている学問が数学です。冷蔵庫にも掃除機にもあなたが持っているキャッシュカードや定期券だって数学が無いと成立しません。

あなただって世界で最も難解な日本語を話していますよね。それと同じように数学を理解して下さい。数学はITに限らず全ての産業の基礎知識です。

最後の部分の話はかなり暴走してしまいましたが、分かって頂けたと思います。店舗に来るお客さんを分析して売り上げを伸ばすことも可能です。ショップ店員でもパソコン位は持っていますので自分で分析して会社の上層部に数学で説明すれば・・・あくまでも例えですけど。しかし、数学は夢の源泉です。


偉そうなことを言っている私も所詮リストラされた派遣です。悲しい立場にあったからこそ、より強力な武器として数学を勉強している最中です。私だって派遣切りが無ければこのような考えには思い至らず、派遣を続けていたでしょう。


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